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政府・規制関連訴訟の最新情報:SECの執行掃討(“Sweeps”)が減少しつつある執行措置を救う
(25/02/25)
2024会計年度には本稿で報告するSECの執行掃討によって、130件以上の執行措置が和解で解決された。
SEC通年の執行措置の件数と昨年のそれがほぼ同数であると仮定すると、この執行掃討は2024年度のSECの執行措置件数の15~20%を占めることになる。
そして、提起された訴訟の件数と課された民事罰の多額さ(特にオフ・チャネル・コミュニケーション事件で課された多額の罰金)において、SEC執行部の数字を押し上げたことについて執行掃討が果たした役割を考えると、SECの執行掃討は今後も続くものと予想される。
実際、オフ・チャネル・コミュニケーション、受益者所有権およびインサイダー取引報告、マーケティング・ルール、内部告発者保護ルールについての執行掃討が終了したと考える理由はない。
また、規制対象企業のESG、サイバーセキュリティ、AI関連の開示など、他の類型の執行掃討も進行中との情報もある。
そこでこれらの動きに振り回されないよう、SECが発表する執行掃討のプレスリリースに注意し、執行掃討の対象とされた不正行為から教訓を得てほしい。
→本文は英語で提供しています。詳細はこちらでお読みください。(英語)
Government & Regulatory Litigation Update - January 2025
クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン
外国法共同事業法律事務所
東京オフィス代表 ライアン・ゴールドスティン
この件につきましてのお問い合わせ先
マーケティング・ディレクター 外川智恵(とがわちえ)
chietogawa@quinnemanuel.com