2011年10月12日、六本木アカデミーヒルズにおきまして欧米日中グローバル市場の最新事情および訴訟戦略と題し、西村あさひ法律事務所と共同でセミナーを開催いたしました。
セミナーには、日本企業の皆さま、各省庁、メディアの皆さまなど約200名余りにご参加いただきました。
セミナー概要
1. アメリカの訴訟システムと基本的な戦略
Ryan S. Goldstein
(クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン外国法事務弁護士事務所 東京オフィス代表)
こちらからビデオセミナーをご覧になれます。
2. 国際的な訴訟の最新事情と戦略、積極的な訴訟の活用法
John B.Quinn
(クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン法律事務所(米国) マネージング パートナー)
こちらからビデオセミナーをご覧になれます。
3. ヨーロッパにおける訴訟の最新事情とその戦略
Marcus Grosch
(クイン・エマニュエル・アークハート・サリバン法律事務所(独国) マンハイムオフィス代表)
こちらからビデオセミナーをご覧になれます。
4. 日本企業の視点から見たグローバル戦略
武井一浩 (西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
岩瀬ひとみ (西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
藤田美樹 (西村あさひ法律事務所 アソシエイト弁護士)
セミナーでは、ウェイン・アレキサンダー弁護士(東京オフィス・パートナー)が、企業の活動の場が年々国際的に広がっており世界市場を一つの市場と考える意識が必要であると挨拶。
ライアン・ゴールドスティン弁護士(東京オフィス代表)からは、国際訴訟において重要視されており世界最大の市場であるアメリカ市場における訴訟事情とその戦略について、特にITC(米国国際貿易委員会)の有効活用について報告しました。
マーカス・グロッシュ弁護士(ドイツ・マンハイムオフィス代表)からは、ヨーロッパでの特許訴訟の活用法、特にヨーロッパの特許訴訟の約7割が行われるというドイツの最新事情と活用法について報告しました。
クイン・エマニュエルのマネージング・パートナーであるジョン・クイン弁護士からは、国際訴訟における米国訴訟の活用法に加え、世界各地での訴訟をどのようにコーディネートし戦略的に臨むかについて解説。具体的な戦略やコーディネート方法について言及しました。
質疑応答のコーナーでは、質問の多かった五つの項目について各弁護士が回答。
国際仲裁のデメリット、米国訴訟の費用がなぜ高いのか、日本での国内訴訟がどれくらい国際的な訴訟に影響を与えるか、IPの有効活用など、NPEに関連する訴訟戦略など多岐にわたる質問が寄せられました。
約4時間に及ぶセミナーではありましたが、約200名のお客様は積極的にメモを取られるなど、白熱した雰囲気のまま無事終了を迎えることができました。
挨拶をするウェイン弁護士
講演をしているライアン弁護士
講演をしているクイン弁護士
講演をしているマーカス弁護士
質疑応答の様子
こちらから当セミナーのビデオセミナーをご覧になれます。
次回のセミナーについて
次回は、皆さまから寄せられた質問を踏まえて最新の情報をお届けできるセミナーを開催したいとスタッフ一同意気込んでおります。また、このセミナーの様子は、今後HP上に動画などを掲載して報告をさせていただきます。